EB-5 投資永住権リスク分析と参考情報

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米国投資ビザ EB-5 リスク考察

EB-5 アメリカ投資永住権の紹介サイトは多く存在しますが、投資リスクの説明を行うサイトは, ほぼ皆無と思われます。当事務所では米国政府 (USCIS 移民局) 公式サイトも引用しながらリスクについて詳しく解説致します (Jan. 2023):

EB-5 米国投資永住権は、他の先進国投資永住権プログラム (e.g. カナダ投資永住権) とは異なり、投資先の事業運営に政府 (USCIS 米国移民局) は関与しておりません。投資先事業が予定通りの収益を上げられない場合、または事業中止という事態となった場合でも政府 (USCIS 米国移民局) は責任を一切負わず、グリーンカード不認可、投資金の保証はされません。EB-5 は申請を行う最初の段階で投資金を払い込みます (例: カナダ投資ビザは審査が完了し、永住ビザ認可が内示された後に払い込みます)。EB-5 投資リスクに関連した記述は米国政府 (USCIS 移民局) の下記公式サイトもご参照下さい:

☆ USCIS 公式サイト:
EB-5 Immigrant Investor Regional Centers
   
ここでは 2021年10月25日時点で 632 の Regional center が USCIS に認可リストされております。USCIS プロジェクト認可は簡易審査で取得可能であり、USCIS 公式ページ中で "EB-5 投資リスク" について下記の様に明確に述べております:

USCIS approval of an EB-5 regional center application does not in any way:

  1. Constitute USCIS endorsement of the activities of that regional center;
  2. Guarantee compliance with U.S. securities laws; or
  3. Minimize or eliminate risk to the investor.

併せて同公式ウェブサイトの下記ページでは認可取消となった事業体リストを公表しております:

☆ USCIS 公式サイト:
Regional Center Terminations
   
2021年10月25日時点で 632の Regional center・プロジェクトが認可取消となっております。認可取消の理由はプロジェクト運営会社が USCIS (米国移民局) への定期報告等義務を履行しなかったケース、プロジェクトそのものが地域経済貢献の見込みが無いと判断されたケースとなります。この場合はグリーンカードは認可されず、投資金返還も保証されません。

EB-5 ビザは投資完了後、短期間で発給されることがあり、短期間で米国渡航・居住が可能となる場合があります。しかし EB-5 ビザは条件付のビザであり、グリーンカード(永住権)ではありません。 原則 2年以内にフルタイム従業員10名以上の新規雇用創出・雇用を一定期間維持出来ない場合、EB-5 ビザから、グリーンカードへの切替・条件解除は認可されません。

EB-5 リスクチェック更新 米国証券取引委員会(SEC)の投資家教育保護局(Office of Investor Education & Advocacy)は米国移民局と連携, EB-5 投資家の方々向けに、以下の手順を踏む様に注意喚起をしております(2023-2014):

USCIS 認可の確認:
USCIS公式ウェブサイトで認可されているリージョナルセンターの最新リストを確認する必要があります。しかし、投資対象として検討するリージョナルセンターが最新リストに載っていたとしても、リージョナルセンターのプロジェクトの合法性・事業内容は USCIS の審査対象には含まれません。リージョナルセンターは、USCISの承認を得る為に Form I-924A を提出しておりますので、まず最初に USCIS から Form I-924A のコピーを入手し内容を確認することをお奨めします。

投資情報を書面で確認:
投資募集、私募覚書 "PPM"(= Private Placement Memorandum) のコピーの送付をリージョナルセンター側に依頼し、プロジェクト・投資事業内容とリスクを十分に理解することが必須です。

公的データ・記録に基づく検証:
投資内容について独立した検証、すなわち、投資に商業用不動産の建設が含まれている場合、所在する郡の記録を調べ、投資運営者が事業認可を得ているかどうか、同地域の固定資産税評価額と、投資計画・PPM に示されている価額との整合を確認することをお奨めします。

構造的リスク精査:
プロジェクト事業の多くは新しく設立された事業体であることから、投資募集要項・ローン借入契約に関する書類と、プロジェクト運営者・事業体の資産・負債状況を精査し、投資家に差し出された担保によってローンが担保されているかどうかの確認も必要です。

プロジェクト運営者のインセンティブ:
プロジェクト運営者(EB-5 Regional Center Principals)は、彼ら自身がプロジェクトに投資を行う場合があります。しかし彼ら自身が、そのプロジェクトに資金投下をしていない場合、運営者自身が、そのプロジェクトは成功に結びつかない一定のリスクがあると認識していると理解すべきだと考えられます。

グリーンカード・永住権認可の無保証:
EB-5 リージョナルセンター・プログラムを通じて投資を実行しますと 「条件付ビザ・EB-5 Visa」の申請資格は得られますが、次の段階で USCIS(米国移民局)が、グリーンカード(米国永住権)の認可を保証することはありません。

高い投資収益:
市況に関わらず、安定した高収益を提供することを宣伝文句とするプロジェクトについては、プロジェクト計画書の精査、上述の "公的データ・記録に基づく検証, "構造的リスク精査" を行うことをお奨めします。

SEC 未登録の投資事業:
リージョナルセンターを通じて提供される新しい投資事業の多くは、SECや各州の証券規制機関に登録されておらず、運営事業体の財務状況に関する重要情報へのアクセスが制限される可能性があります。

同一人物が運営する複数のプロジェクト:
EB-5 リージョナルセンターの中には、異なる複数の投資プロジェクトが同一人物よって運営されている複雑な事業構造を持つものがあります。このような場合は、投資家は利益相反に関する情報が開示されているか、あるいは利益相反を最小化する為の保護措置が講じられているかを確認する必要があります。

米国移民局が認可したリージョナルセンター (全米に 1,000以上の Regional centers が存在) の中から投資するプロジェクトを選び US$800,000 ~ US$1,050,000 の投資を行い 2年以内にフルタイム社員 10名以上の雇用創出、雇用状態を一定期間維持となっております。以上を踏まえリスクを抑えた良質のプロジェクトを選定することが必須となります。 当事務所では豊富な関連データを準備 (= データに基づいた、永住権グリーンカード認可の可能性)、リスク詳細・メカニズムをご説明致します。その上で EB-5 申請を希望される方には、最もリスクが少ないと判断されるプロジェクトをご紹介致します。

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Tip:
その他、カナダ国州政府が管轄するカナダ投資永住権プログラムがあります。
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